老人性色素斑や肝斑の除去に効果的なハイドロキノンとトレチノイン

老人性色素斑や肝斑の除去に効果的なハイドロキノンとトレチノイン

シミ治療

 

シミにも色々種類がありますが、ここでは、ハイドロキノンとトレチノインの治療が効果的な、シミの中で最も多い「老人性色素斑」と「肝斑」について解説していきます。

 

シミの種類とそれぞれの原因

 

年をとると肌にはシミが生じやすくなりますが、このシミには老人性色素斑と肝斑などがあります。

 

老人性色素斑のシミが出来る原因

老人性色素斑のシミは、主に紫外線の影響で活性酸素が出来て肌が酸化することでメラニン色素が生成されることが原因となっています。

 

酸化すると、肌はそれを食い止めるために防御態勢に入ります。

 

そうすると、肌の内部にあるメラノサイトという細胞が活性化し、これによりメラニン色素が多く生成されます。

 

その結果、局部的に肌が色濃くなってしまいます。

 

 

肝斑のシミが出来る原因

肝斑のシミは、ホルモンバランスの乱れが主な原因とされています。

 

ホルモンバランスが乱れることでも、メラノサイトは刺激により活性化するのです。

 

 

老人性色素斑と肝斑のシミは、ハイドロキノントレチノインの治療で改善することが可能です。

 

酸化とターンオーバー

出来てしまったシミの治療には大きく分けて、酸化とターンオーバーに注目して改善していきます。

 

酸化防止にはハイドロキノンが効果的

酸化とは他の物質に酸素が結合することですが、ハイドロキノンにはこの酸素を外す力があります。

 

つまり酸化した状態が改善されるということなので、ハイドロキノンを肌に与えると、その部分では防御態勢が解除され、メラニン色素が作られにくくなるのです。

 

ターンオーバー促進にはトレチノインが効果的

一方トレチノインは、ビタミンA誘導体のことで、これにはターンオーバーを強制的に進める作用があります。

 

ターンオーバーとは、新しい細胞と古い細胞とが入れ替わることです。

 

分裂により新しい細胞が生み出されると、その代わりに古くなった細胞が自然に除去されるのですが、これがターンオーバーです。

 

ターンオーバーが進めば、メラニン色素を多く含む肌細胞が減っていき、老人性色素斑や肝斑が薄くなっていくのです。

 

美白化粧品の使用でシミ治療

 

ハイドロキノンに関しては、市販の美白化粧品にも配合されているので、手軽に入手できます。

 

しかしトレチノインは、日本では市販化粧品への配合が認められていません。

 

トレチノインの使用によりターンオーバーが急激に進むと、古い肌細胞が一気に失われるため、一時的に肌が荒れてしまうからです。

 

もちろん荒れた後は、新しい肌細胞により肌は徐々にきれいな状態になっていきますが、その過程での刺激が強いということで、日本では安全のために市販されていないのです。

 

したがって老人性色素斑や肝斑の除去のためにどうしてもトレチノインが欲しいという場合には、皮膚科などで処方してもらう必要があります。

 

また海外の美白化粧品には配合されていることがあるので、それを購入することもひとつの手です。

 

予防に努めることも大事

 

しかしハイドロキノンやトレチノインを肌に与えていても、紫外線を浴び続けたりホルモンバランスの乱れを放置していたりすると、結局メラニン色素が多く作られることになります。

 

つまり老人性色素斑や肝斑が、残りやすくなったり再発したりするということです。

 

したがって肌を白くするためには、これらを使用するだけでなく、予防にも努めることが大事と言えます。

 

具体的には、日傘やスカーフなどで紫外線対策をしたり、心身を休ませることでホルモンバランスを整えたりします。

 

こうすることで美白効果が出やすくなる上に、それが長続きしやすくなるのです。